「火垂るの墓」は、1988年に公開されたスタジオジブリ制作のアニメーション映画です。
監督・脚本は高畑勲が担当しています。
本作は、野坂昭如の短編小説「火垂るの墓」を元にして制作されました。
概要としては、親を亡くした14歳の兄・清太と4歳の妹・節子が終戦前後の混乱の中で必死に生き延びようとするも、
最終的には2人とも餓死してしまうという悲劇的なストーリとなっています。
テレビでも8月の終戦記念日に「火垂るの墓」を放送することが多く、
主人公の兄妹それぞれの命日にも放送されたこともありました。
「火垂るの墓」のテーマソングである「はにゅうの宿」は、1823年に作詞・作曲されたイングランド民謡です。
本作では、イタリアの偉大な声楽家アメリータ・ガリ＝クルチの音源が使用されています。
この曲は日本でも古くから親しまれており、里見義が日本語に訳した唱歌「埴生の宿」がよく知られています。
また「火垂るの墓」は国内だけに留まらず、海外でも人気が高く、
2014年頃にイギリスで実写映画化される予定となっています。
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